さくらのキャットファイト小説

マイナーなフェチであるキャットファイト(女同士の喧嘩)の小説を投稿していくブログです! 意見・感想なんでも言ってください!

なるみ×なぎさⅡ エピローグ

こちらで本当に最後になります。

ファイトシーンはございませんので、ご了承ください。
どうぞ宜しくお願いいたします。


1ヶ月後――――

「わぁ、4組の渚桜ちゃんだ…!相変わらず可愛い~…!そして…エ…エロい…っ!」

「一時期おっぱいに張りが無くなったとか言ってるバカがいたけど、やっぱ気のせいだよな」

「昨日、3組のやつが告白しに行ったらしいぜ?」

「マジで!?結果は!?」

「もちろん玉砕だってさ。」

「あはははは!!ウケるわ~!!渚桜ちゃんはみんなの天使、そこらの男子とは付き合ったりしないっての!」

「だよな~!!あ、そういや…」

「ん?」

「1組にいた成海ちゃんってさ…」

「あぁ…」

「どうして転校しちゃったんだろうな…」

「それな…。渚桜ちゃんとのWヒロインだったのにな、うちの学校の。」

「ウワサだと、実は身体が弱かったらしいぜ。何度も倒れて運ばれたのはそのせいとか…」

廊下で会話する男子生徒のところへ、白衣を着た保険教諭が歩いてくる。

「こら貴方たち!今の聞こえてたわよ!?個人の名前出してあれこれ言わないの!」

「え~?だって先生~、俺たちだって心配してんだぜ!?」

「ハァ、な~にが心配よ。色々あるのよ…女の子には…。」

教諭はそう言いながら、1か月前の体育倉庫での光景を思い出す。
そして、その更に1週間前…保健室のベッドで気絶していた2人を見つけた時のことも。

(あの日…保健室で何が起きてたのか、私には分かってた。だから2人を二人三脚のペアから離すように助言したけど……そんなことじゃいけなかったのかも…。)

教諭は後悔していた。実は保健室で成海と渚桜が最初のキャットファイトを繰り広げた際、気を失っている2人を見つけたのは彼女だったのだ。だが、大ごとになると2人のためにも良くないと考えた彼女は、それを隠していた。

(…多感な時期の女の子同士、ぶつかる事は悪いことじゃない…。けどあそこまで行っちゃうなんて想像してなかった…。水沢さんの心の傷…きっとすごく深いわよね…)

体育倉庫での2度目の戦い。その結末に遭遇した教諭。あの後、彼女は自分の携帯電話で救急車を呼んだ。
全裸の2人をそのままにしてしまうと、騒ぎで生徒たちが集まってきた時に2人が晒し者になってしまう。救急車が来る前に、気絶している両者に無理やり体操服を着せたのは賢明な判断だった。

その後、成海と渚桜を直接合わせることは無かったが、それぞれへの学校からの聞き取りが行われた。だが、彼女たちは本当のことを語らなかった。特に水沢成海の精神状態は少々深刻で、心が折れてしまっているようにさえ見受けられた。

それから1か月。成海は一度も学校に登校することなく、隣県の学校へ転校していった。



「おおおお!!?おまッ……渚桜ちゃんコッチ来るぞ!!?」

「!?」

この1か月のことを思い出してボーッとしていた教諭は、男子生徒の声にハッとする。
振り向くと、渚桜がこちらへ近づいて来ていた。

「ど、どうしよう…!さっきの俺の“エロイ”発言、聞こえてたのかな…!!!?」

「し、知らねーよ…!でも、だとしたら俺たち…!!!!」

あわてる男子たちの前で立ち止まった渚桜。しかし彼女はニッコリと笑って…

「あの…私の名前が聞こえたんですが、なにかご用でしょうか?」

「あ…!あぁ…!!あぁぁ……!!!!」

男子たちの顔が真っ赤なる。

「「何でも!!!!何でもありませーーーーーーーん!!!!!!」」

その場から逃げるように走り去っていった男子たち。
その場には教諭と渚桜の2人だけが残された。

「花宮さん…。」

「先生…。その節は…あの……ご迷惑をおかけしました…」

「え…えぇ……。」

あんな姿を見てしまったのだ。普段の大人しい優等生の姿に戻っていても、どうしても緊張してしまう。

「どこか…まだ痛むところはない?」

「は、はい。今はどこも。時々胸がズキンってしますけど…。」

「成長期ということよ。あれだけ傷ついてたのもすぐに治ったみたいだし…。若いって良いわね。歳を取ると、こうはいかないんだから。」

「…ふふっ。それ、前も保健室で聞きました。」

「えっ?そう!?やだ…もう歳かしら…」

二人の間で、すこし空気が和む。

「それじゃあ私、このあと体育なので…」

「あっ、ごめんなさいね引き止めちゃって!」

「いえいえっ、では失礼します。」

教諭に背を向け、駆け足で去ってゆく渚桜。
周囲の生徒たちの視線を一身に集めながら、少女は“学園でただ一人の天使”として、みんなの輪の中へ戻っていった。

「さて…私も保健室へ戻らないと。大人の見張りが常時いなきゃいけない決まりだもんね、あの場所。」

こうして、成海と渚桜のキャットファイトは終結した。
その事実を知る者は、彼女たち以外に存在しない。

なるみ×なぎさ ―Fin―
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  1. 2016/08/13(土) 01:05:26|
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  3. トラックバック:0|
  4. コメント:9

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コメント

結局女と女としてぶつかってぶつかった末に一方が完全に挫けてしまいました!

このような女性間の一方が完全に下降気流のけんかを好きだったらとても息が詰まるほど読んだと思います。 さらに、挿画まで手作りで描いてくれた作家さんに感謝いたします
  1. 2016/08/13(土) 04:09:05 |
  2. URL |
  3. Logcf #OQ.koiZM |
  4. 編集

言い終わりです

ありがとうございます。次の話をお楽しみにいます
  1. 2016/08/13(土) 11:59:06 |
  2. URL |
  3. すえひろふ #- |
  4. 編集

良かったです!
是非、これからも小説書いてほしいです。
いちファンとして新作楽しみにしております!
  1. 2016/08/13(土) 14:40:57 |
  2. URL |
  3. ザップ #- |
  4. 編集

また

続編を読みたいなと思わせてくれる力作でした!
まだ小学生だし、敗者が傷を癒やすためにはもう再戦を・・・なんて笑
これだけの作品を作るのは大変な労力だと思いますが、良ければ是非続きを読ませてください。
  1. 2016/08/18(木) 07:06:58 |
  2. URL |
  3. けけ #Fjqb2npw |
  4. 編集

すみません

勝手に小学生に思ってましたけど、読み返したら高校生でした!
あと、実は成海はごめんなさい、を結局言ってないんですね・・・
続編期待して良いのかな?笑
  1. 2016/08/19(金) 19:34:15 |
  2. URL |
  3. けけ #Fjqb2npw |
  4. 編集

さくらさんに聞きたいことがあるのですが、聞いても大丈夫でしょうか
  1. 2016/08/19(金) 22:05:52 |
  2. URL |
  3. jp #- |
  4. 編集

Re: タイトルなし

はいー大丈夫です。
なんでしょうか!?

> さくらさんに聞きたいことがあるのですが、聞いても大丈夫でしょうか
  1. 2016/08/22(月) 02:02:00 |
  2. URL |
  3. さくら1511 #- |
  4. 編集

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます
  1. 2016/08/22(月) 18:34:51 |
  2. |
  3. # |
  4. 編集

Re: タイトルなし

jpさん承知いたしました。

結構詳しいと思いますので、大体の作品ならわかると思います
貼っていただいて結構です~
  1. 2016/08/22(月) 23:58:16 |
  2. URL |
  3. さくら1511 #- |
  4. 編集

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